頼りになります、ある中小企業メインの税理士の働き方

知人が税理士をしています。

珍しいのかもしれませんが、祖父、父、本人の3代にわたる税理士事務所で、昔からのお付き合いのある中小企業や小さな町工場をメインに地域の格安税理士として活躍しています。

彼と話していると、税理士という名前だから会社の法人税や確定申告といった書類の仕事などをしているのではないか、という一般的な税理士のイメージとは実際の税理士の仕事は違うのだという印象をうけます。

税の専門家として税金対策や資産運用、会社組織のしくみや今後の展開などをコンサルテーションすることも税理士の仕事のうちなのだそうです。また、融資の相談も多く、銀行の間に入って融資がスムーズにいくように勧めたり、その後の返済計画や銀行の紹介などもするそうで、中小企業のファイナンシャルプランナーのような役割もあるそうです。

特にその知人の税理士の場合、お付き合いしてる中小企業がお店をやっていることもあるので、まだ30代である彼の感性や知識を活かして、ブランディングやマーケティングの分野の手伝いをすることもあるそうです。

もちろん、大企業と税理士の関わりとは大きく違う働き方なのかもしれません。でも中小企業にとって、外から助けてくれる、コンサル的な立場の人は少ないからこそ、税理士が期待される部分も多いのでしょう。

友人は、お付き合いしてる会社さんが儲かってこそ、自分の税理士事務所がもうかるので、すべてウィンウィンなのだと話します。頼もしい税理士という中小企業の強い味方。税のプロフェッショナルとしてそんな税理士の活躍の仕方もあるのだなと思いました。