先日、税理士になりすまして4億もの大金を荒稼ぎしていた人たちが、税理士法違反の疑いで逮捕されたとニュースが報道されました。
いつの時代も他人の名を借りて悪いことをする人たちがいますが、今回は税理士になりすまして暴利を得ていたわけです。
以前にも医師のふりをして、普通に診断していた男が医師法違反で逮捕された事件がありました。それも、診察を受けた人たちにとってはショックが大きかったと思いますが、今回の事件ほどのお金をその男が稼いでいたとは思えません。
ですから、今回の税理士になりすましていた事件は、かなりの額を稼いだということが言えます。
良心的に仕事をしている格安税理士にとって迷惑な話ですが、実際に名義貸しをしている税理士もいるので厄介なものです。
こうした士業と言われる分野での問題は、多くの国民の関心を引くものです。その理由は、士業に就いている人間が少数派であり、しかも高い収入を得ているために多くの人の関心が高まりやすくなるという理由があります。
士業には弁護士や税理士、さらには公認会計士などさまざまな職種があります。
多くの人は高い収入や安定を求めてこうした職種を目指しますが、その道のりは優しくありません。しかも、最後にはさらにお金を稼ぎたくなって、犯罪の一端を担うことなどしてしまっては、士業についた意味がないと言えます。
税理士は収入が安定しており、独立開業するとさらに年収が高くなりますが、そうしたことだけに目を留めていると足を滑らしかねないということを覚えておかなければなりません。