税理士になって分かった仕事の依頼は信頼の証し

私の叔父は税理士をしておりました。

税理士の資格を取る為、昼間は土木作業員として働き、夜間に経理の専門学校に通って、難関の試験に合格した苦労人です。

税理士の資格を取得した後、会計事務所に就職し、そこで税理士の仕事のいろはを学んだそうです。

そこで数年勤務し、独立をしたのですが、税理士の仕事は、人との信頼関係が非常に重要視されるので、数字に強い法律関係に詳しいというだけでは仕事の依頼が中々こないそうで、叔父も独立後しばらくは仕事の依頼があまりなく、焦る日々だったそうですが、知人の会社立ち上げをサポートしたり、少ない依頼を一つ一つ丁寧にこなすうちに信頼を得られ、口コミで評判を聞いた方が、依頼をしてくれるようになりました。

そのおかげで確定申告の時期にはお昼を食べるのもままならないくらいの忙しさだったそうですが、仕事がなかった時期の事を思えば、本当にありがたいし、仕事を依頼してくれるのは自分への信頼の証しだから忙しいからと言って、断ることは出来ないんだと話していました。

叔父は今はもう現役を退き、従弟が後を継いでいますが、叔父に仕事を頼みたいと言う取引先がまだあるそうで、さすが仕事の依頼は信頼の証しだと思います。