税理士は大小を問わず企業には不可欠な存在

税理士は飽和状態にある、又、高齢化が進んでいるなどと言われています。しかし、多くのメリットがある事は否めません。

例えば年齢ですが、60歳以上の年齢にも関わらず、未だ現役で活躍している人が多いのも事実です。能力と人脈さえあれば定年の心配も無用で、更に高度な税務の知識を必要としますので、プライドも満たされ、一生涯続けられる大きな魅力のある職業です。

医師や看護婦は病院や医院、教師は学校、パイロットは航空会社、シェフは飲食店、建築士は建築事務所など、それぞれの特性や保持する資格に見合った職場に限定されますが、税理士の資格は大企業から中小企業のどんな分野でも、勤務出来る可能性が広がっていると言っても過言ではありません。

独立開業の際も業種や職種を問わず、多種多様の顧客との取引が可能です。企業は利益が上がればそれなりに節税対策が必要となります。或いは健全な経営の為の融資や助成金などの相談や助言を必要とする事もあります。

それに対し、税理士は豊富な経験に基づく大量の情報を企業に提供し、時には企業を再生させる力を発揮します。この様に企業の要である経営戦略などにも関与出来る、類稀な職種の1つが税理士です。又、一見、男性社会に思われがちな税理士の業界は、男女の差別無く、女性も実力で勝負出来る土壌があります。多くの女性税理士が成功しているのも、顧客の求める遂行能力に優れているだけでなく、女性ならではの肌理細かな心配りと、繊細な対応が喜ばれているからでしょう。

収入の面にしても、待遇は決して悪くはありません。特に独立開業であれば、能力や開業年数などの実績如何では、1千万や2千万、中には3千万以上の年収を稼ぐやり手の税理士もいると聞きます。

かなりハードルの高い、税理士の国家資格ですが、資格取得後は遣り甲斐がある、安定した職業で将来は安泰、これはとても大きなメリットです。